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Digest version Ceramic artist Ginyou Atsushi Suzuki Works
ダイジェスト版
陶芸家銀窯鈴木厚作品集HOME
今回、このウェブサイトを大幅リニューアルにあたって40代半ばからの陶芸家時代の17年間ほどの作品の写真をほぼ全て見返してみました。
焼き物は生活の道具ですし、安ければ結構売れます。陶器市などで販売を始めた当時、彫刻家時代に比べて格段に多くのお客さんとの作品の販売をとおしての深い気持ちの通じ合いを感じ「一人ではなかった」という喜びがあったことを覚えています。それで(勿論生活のためでもありますが)彫刻家時代には考えられなかった数の作品を作り、展覧会をして、私にしては随分と盛んに販売するようになりました。
ひどい作品も結構ありましたが、数年は焼き物を始めて間もない新鮮な作る喜びもあったし、まずまず楽しい時代でした。
その後やっぱり飽きたか、疲れたか、2016年にいきなり政治的、性的なテーマの器をつくりはじめてからは百貨店との縁も切れ、展示会のお誘いも減り、生活はどんどんきつくなってきました。
半面ほぼすべての器作品一つ一つ膨大な時間をかけて納得いくまで試行錯誤を繰り返して(盃一つに一週間以上かけることもあります。)おり、不器用で素人臭くはなっていますけどまあまあ美術家の端くれとして恥ずかしくない作品の割合は高いです。
このダイジェスト版陶芸家銀窯鈴木厚作品集ではそんな私の主だった作品を厳選して集めております。
(2021年8月)
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